2013年10月11日金曜日

震災から2年7ヶ月【おもい(想い・思い)】

コンチャネンタル企画は宮城県多賀城市で事業を行っているので、震災関連の事も触れてみたいと思います。
個人的な感情も多く含まれているので、私的な意見としてとらえていただければ幸いです。



本日で震災から2年7ヶ月が経ちました。

特にきりのいい節目という訳ではないので、マスコミが取り上げることも少ないでしょう。

マスコミが取り上げないということは、復興は進んでいる or 完了していると被災地以外の方は思われるかもしれませんが、実際は復興どころか復旧すらしていません。

瓦礫の片付けが済んでサラ地になっているだけです。

そのサラ地に住んでいた方々は、仮設住宅で先の見通しもたたずに暮らしています。

今まで住んでいた場所に家を再建したくても、自治体が津波被害にあった土地をかさ上げするのか、集団移転するのか方針を決めあぐね、「住民の判断を尊重する」と言いながら保留し続けているため、建築許可もおりないようです。

どんどん時間が経つにつれ住民の意見も多様化してくるので、さらに時間が掛かってしまうという悪循環。

むしろ、時間を引き延ばすことで忘れさせようとか、言い方は悪いですが、高齢者の方にはいなくなってもらおうとしている様にさえ感じます。


このように復興が停滞しているような状況は、見た目の変化として感じられないため、マスコミも話題として取り上げずらいのでしょう。

マスコミ自体も暗い話題からは目を背けているように感じます。

2020年のオリンピックが東京に決まったことで、何か明るい希望のようなものが出てきているように感じますが、東日本大震災の被災者の現状は何も希望を感じられません。

むしろ、明るい話題に隠れ忘れられてしまうことにより、被災者のモチベーションも低下していくのではないでしょうか?

テレビ局は夕方のニュースでデパ地下特集をするくらいなら、被災地や被災者をもう少し取り上げてもらいたいものです。


復興で最も必要なことは被災者自身の「やる気」だと思います。

しかし、被災者自身だけではモチベーションを上げることは簡単ではありません。

特に東北人は(自分も含めて)悲観的、内向的な性格な方が多い気がします。

ですが、「情」や「恩」には大いに感謝し、必死に報いようとします。

「応援してるよ」とか「いつも気にしているよ」ということが伝わることで、復興へのモチベーションは上がると思います。


私からお願いしたいことは、ぜひ直接被災地に足を運んび、見て、感じて下さい

そして、その感想をいろいろな所に発信していただきたいです。

メディアはなんでも構わないですし、友達に話をするだけでも構いません。

良い感想、悪い感想、人によりいろいろと感じるコトは違うと思いますが、それも含めて発信していただき、そこに生活している人がいるということを伝えていただきたいです。

そうすることで、被災者は「忘れられてない!」と再認識し、モチベーションにも繋がると思います。


そして、被災地に沢山の人が集まるようになる、その時に「復興した」と言えるのではないでしょうか?



…私自身も発信し続けないと、ですね。

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